1日に350万人が利用する、世界有数の巨大ターミナル・新宿駅。初心者は必ず混乱に陥る構内の複雑さから、「迷宮」とも呼ばれ、待ち合わせすら困難と言われるほどでした。
筆者ももちろん、その迷宮に翻弄された一人。東口と西口を指す矢印が同じ向きを指しているのを見たときは、本当に頭にきたものです。
そんな使いにくさが弱点だった新宿駅に大きな変化があったのが、昨年(2020年)7月19日。長年の悲願であった、東口と西口をつなぐ「東西自由通路」が開通したのです。
これまでは東口-西口を直接つなぐ通路がなく、行き来するには、駅の北側にある地下道「メトロプロムナード」を通るか、地上に出て南口前の甲州街道(国道20号)を回るかの、遠回りルートしかありませんでした。
しかし、この「東西自由通路」の開通によって大幅な時間短縮が可能に!JR東日本の報告によれば、東口-西口間の距離はメトロプロムナード経由よりも約150mも短くなり、所要時間もおよそ2分短縮できるそうです!
これにより、新宿駅の迷路に飲みこまれることも、待ち合わせ場所の勘違いによって遅刻することも、構内を行き来できないせいでむやみに雨に打たれることからもオサラバ!!
駅の中も、駅の外も、どんどん生まれ変わる新宿をつかいこなして、世界有数の街を闊歩しましょう。
(YOKOSO新宿編集部)