昼も熱い!歌舞伎町で出会う異次元エンタメ体験
新宿の歌舞伎町に誕生した、昼間から刺激的なショー体験ができると話題の『Ninja+Kabuki Tokyo』。古き良き日本の伝統芸能である和太鼓、殺陣、忍者、日本舞踊、歌舞伎が現代のテクノロジーと一体となり、新感覚のショーとして展開されます。
海外からの観光客はもちろん、日本人にも新鮮な本格的な演技や演奏。重厚なサウンドが最新の映像とともに繰り広げられるステージは、まさに壮観。
そんな、「Ninja+Kabuki Tokyo」取材に行ってきました!
場所は歌舞伎町の中心、歌舞伎町シネシティ広場のすぐ前 。入り口に下がった提灯が目印です。
受付でハチマキとドリンクを受け取り、ワクワクしながら青黒い光に照らされた薄暗い階段を降りていくと、そこはもう忍者たちが生きる闇の世界……。
漂うスモークが静かに広がり、気づけば自分もその世界に飲み込まれていくようです。
会場には海外からの観光客が多く、みんなハチマキをきりっと締めてスタンバイ完了!
響く重低音!和太鼓パフォーマンス
幕開けは、忍者の衣装をまとった演者たちによる力強い和太鼓の演奏。おなかの底まで響く重低音と身体全体に伝わる振動に包まれ、一瞬で物語の世界に没入するようでした。特に、演者の方々の息の合った動きと、バチが太鼓を叩く際の力強い響きは圧巻!
演者の方は、スーパー歌舞伎「SEIMEI」にも出演していた実力派。熱のこもった表情と音の迫力に、思わず見入ってしまいます。
瞬き厳禁!迫真の忍者殺陣
忍者同士が繰り広げる、緊張感のあるアクロバティックな殺陣(たて)。照明と音響が完璧にシンクロし、その迫力に息をのむほどライブ感にあふれていました。
刀がぶつかり合う音、演者の息遣い、変化する光──
古から語り継がれる忍者たちの卓越した運動能力が、目の前で繰り広げられるのです。まるで時代劇の中にタイムスリップしたような感覚に。
妖艶な美しさ。花魁の舞に魅了
花魁(おいらん)の舞もまた、ショーの大きな魅力です。艶やかでありながらどこか愁いをたたえた表情、無駄のない優雅な身のこなしは、セリフがなくとも喜怒哀楽が鮮やかに伝わってきました。
クライマックスでは、忍者が手や指で“印”を結ぶ姿が神秘的で、会場全体を静寂と緊張感で包み込みます。思わず背筋が伸びるような厳かな空気感に、心を奪われました。
刀で体感。忍者&歌舞伎役者になりきり体験!
ショーの後には外国人司会者が登場し、軽快なトークで会場は一気にリラックスムードに。
ステージに上がって、観客もポーズ体験ができるんです!刀を構えたり、歌舞伎のポーズを決めたりと、演者の方が刀の向きや動かし方を丁寧にレクチャーしてくれるので初心者でも安心。
模造刀を構えると、気分はすっかり忍者。子どもも大人も夢中になっていました。
さらに、出演キャストたちと集合写真を撮ることができて至れり尽くせりといった80分でした。
世界観を味わうオリジナルドリンク&お土産
客席の後ろにはバーカウンターがあり、ショーの世界観をイメージしたオリジナルドリンクも楽しめます。
お土産コーナーには、手裏剣やTシャツなど思い出を形にできるアイテムがずらり。ショーの余韻を持ち帰るのにぴったりです。
手裏剣は1,000円~、Tシャツは3,000円とリーズナブル。
「Ninja+Kabuki Tokyo」は日本の伝統芸能と最新のエンターテイメント技術が融合した、まさに新感覚のショーでした。
全演出を手掛けているのは、東京2020オリンピック開会式に出演するなど、数多くのイベントプロデュースや出演に携わる、歌舞伎囃子方の田中傳次郎氏。それも、このショーの見逃せない魅力の一つです。
新宿を訪れた際には、昼間でも楽しめる刺激的なエンターテイメント『Ninja+Kabuki Tokyo』で、忘れられない興奮のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
(取材・文: YOKOSO新宿編集部 鶴田智美)
基本情報
会場 | WARP SHINJUKU(ワープシンジュク) |
住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1-21-1 第二東亜会館ビルB1 |
公演スケジュール | 14:00~15:20 16:00~17:20 18:00~19:20 ※いずれも平日のみ |
料金 | 5,600円(1ドリンク付き) ※通常料金8,000円(上記はスプリングキャンペーン価格) Ninja+Kabuki Tokyo 公式チケット購入サイト |
アクセス | JR「新宿駅」東口より徒歩5分 |
※価格、内容、営業時間、定休日などの店舗情報は変更されている場合があるので、最新情報は直接会場に確認してください。