SOMPO美術館でゴッホ《ひまわり》や東郷青児の世界を体験
新宿区にあるSOMPO美術館は、世界的に有名なゴッホ《ひまわり》をアジアで唯一鑑賞できる美術館として、多くのアートファンに親しまれています。東郷青児のロマンティックな女性像を中心とした作品群や、ゴーギャン、セザンヌの名作も常設展示されており、新宿の街にいながら世界屈指の名画と出会える特別な空間です。
2020年にリニューアルオープン
美術館は2020年にリニューアルオープンし、かつて損保ジャパン本社ビル42階にあった展示空間は、現在は地上6階建ての独立した建物へと生まれ変わりました。
東郷青児の絵画に見られる柔らかな曲線をモチーフにした建築デザインは、館内に入った瞬間からアートの世界へ誘われるような雰囲気を演出しています。天井の高い展示室は自然光をたっぷりと取り入れ、作品の魅力をより一層引き立てています。
目玉はゴッホの《ひまわり》
SOMPO美術館の目玉の一つは、1987年に購入されたゴッホの《ひまわり》。日本のみならずアジアで唯一現物を見ることができる作品で、鮮やかな黄色い花の生命力あふれる筆致に引き込まれます。
さらに、ゴーギャン《アリスカンの並木道》やセザンヌ《りんごとナプキン》も常設展示されており、ヨーロッパ近代絵画の巨匠たちの世界を一度に堪能できます。
東郷青児ゆかりの美術館
東郷青児の作品は、油彩約70点を含む約240点が収蔵されており、幻想的で夢のような女性像が特に印象的です。淡い色調と柔らかな曲線が特徴的な彼の作風は、今も多くの人々を魅了し続けています。
東郷青児は、かつての損保ジャパン本社ビルのロビー壁画をはじめ、企業と深いつながりを持っていました。そして1976年には、東郷青児の作品を中心に展示する「東郷青児美術館」が開館。これが、現在のSOMPO美術館の前身です。東郷芸術の普及に長年取り組んできたことから、損保ジャパンが彼の作品を約240点も収蔵・展示しているゆかりの理由となっています。
周辺観光情報
新宿駅西口から徒歩5分とアクセスも便利で、都営大江戸線・都庁前駅からもすぐ近く。美術館を訪れたあとは、新宿中央公園や東京都庁の展望室など周辺スポットに足を運ぶのもおすすめです。
開館時間は10:00から18:00まで(最終入館は17:30)。月曜日が休館日ですが、祝日の場合は開館し、翌平日が休館日になります。展覧会ごとに観覧料は異なり、中学生以下は無料という嬉しいポイントも。詳細や最新情報は公式サイトで確認できます。
新宿の喧騒を離れ、SOMPO美術館で世界の名画とロマンティックなアートに触れるひとときを過ごしてみてはいかがですか!
(YOKOOSO新宿編集部)
基本情報
住所 | 東京都新宿区西新宿1-26-1 |
問い合わせ TEL | 03-5777-8600(ハローダイヤル:美術館利用案内) |
開館時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
観覧料 | 展覧会により異なりますのでサイトより確認ください。 ※中学生以下は無料 |
休館日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)、年末年始、展示替え期間 |
サイト | https://www.sompo-museum.org/ |