1.江戸時代の人気食材が復活!「内藤とうがらし」の魅力
ピリッとした辛さがクセになる「内藤とうがらし」。実はこれ、新宿生まれの伝統野菜だって知っていましたか?
江戸時代、現在の新宿にあたる「内藤新宿」は宿場町として栄え、新宿近郊の農家では蕎麦の薬味として重宝された「内藤とうがらし」が盛んに栽培されていました。
しかし、まちの発展とともに畑は消え、一度は姿を消してしまいます。
ところが約400年後の2010年、「内藤とうがらしプロジェクト」がスタート!古い種を探して固定種に育てることに成功しました。
長い眠りから目覚めたこの唐辛子は、2013年に「江戸東京野菜」に認定され、さらに2020年には新宿駅のスタンプデザインにも採用されるなど、再び脚光を浴びています。※江戸東京野菜とは、江戸時代から昭和40年代頃まで都内の農地で栽培し、庶民の食を支えてきた固定種の伝統野菜のこと。
今では、新宿周辺の飲食店でこの唐辛子を使った料理やスイーツが楽しめるほか、おしゃれなパッケージの調味料も登場。歴史を感じながら、ちょっと刺激的な味わいを楽しめる食材です。
2. 内藤とうがらしの特徴
「辛いだけじゃない!」内藤とうがらしには、ほかの唐辛子にはない魅力がたっぷり。
・マイルドな辛さ
一般的な唐辛子よりも辛味が控えめで、じんわりとした心地よい刺激。ピリ辛初心者でも楽しめます!
・香ばしく風味豊か
辛さだけでなく、香ばしさと旨みが際立つのが特徴。料理のアクセントにもぴったり!
・ユニークな見た目
1本の枝に複数の実が房状に実る「八房型」。見た目も可愛く、縁起が良いとされています。
今では、新宿の特産品として粉末スパイスや調味料はもちろん、スイーツやクラフトビールまで多彩に展開中。おしゃれなカフェやレストランで、内藤とうがらしの味わいを楽しんでみては?
3.どこで買える?内藤とうがらしアイテム!
「食べてみたい!」「お土産にしたい!」と思ったら、新宿区内のこちらの店舗へ。
内藤とうがらしを使ったスパイスや調味料、スイーツなど、気になるアイテムが手に入ります。
• 新宿武蔵野館売店
• 内藤とうがらし自動販売機
(今田新聞店前:新宿区百人町1-23-2)
• イオンフードスタイル西新宿店
• ダイエー四谷荒木町店
• スタジオ104 at FAVETTA
(Trattoria Pizzeria Bar FAVETTA内)
• オンラインショップ

イオン西新宿店の
内藤とうがらしコーナー
4. 内藤とうがらしを使った料理が食べられる店
新宿の飲食店には、それぞれのお店の料理に合うように内藤とうがらしのオリジナル七味をつくり、取扱いしている店舗も。
通年ではなく、イベント時に提供されるスタイルなので、お近くにお出かけの際はぜひ確認してみてくださいね。
• げんかい食堂
• 郷土料理くらわんか
• 手打ちそば大庵
• ブラーボ
• リーガロイヤルホテル東京
• 天ぷらつな八
• アカシア
• 追分だんご本舗
• 新宿中村屋
• 新宿高野
5. 新宿で出会う、伝統×トレンドの味!
かつて江戸の庶民に親しまれながら、一度は姿を消した「内藤とうがらし」。時を経て、新宿のシンボルとして見事にカムバックしました!
今では地元の特産品として再注目され、観光客にも人気。スパイスやスイーツ、クラフトビールなど、オシャレでユニークな商品も続々登場中です!
新宿を訪れたら、ぜひ「内藤とうがらし」の魅力を味わってみてください♪
(YOKOSO新宿編集部 ひしもとなつ)
内藤町周辺MAP